診療体制の変更

週6診療から週5診療へ

開業して当初は週6診療を行なっていた当院ですが、
開業から1年2ヶ月を過ぎたところで、週5診療へと切り替えることを決断しました。

🌱変更に至った理由(現場のリアルと気付き)🌱

理由に至った理由はいくつかあります。

・木曜の診療は私ひとりで行っていたため、負担が大きく心身ともに消耗していたこと
・スタッフはシフト制で週5勤務だったため、診療日に対して人員がアンバランスになることが多く、現場のストレスが高まっていたこと

上記の2つが重なり、私やスタッフのストレスが蓄積しました。

🌀気持ちの葛藤と見えない負担🌀

また、それぞれ院長である夫、副院長である私は平日の診療を行なっている日に
交代で休むのですが、診療日に休んでも
クリニックのことが気になって、結果全く気が休まらないのです・・・。

また、院長である夫は当時、当院と並行して他のクリニックでも診療を続けていたため
実質休みが月に1日あるかないか、、、

そんな生活をしていたため
私も、院長も、スタッフも、みんなが疲弊していて、
ついにはクリニックの雰囲気にも影響が出て、離職者が出始める事態に…。

🌿そして、決断🌿

なんとか現状を打破すべく、色々と考えた末の
選択肢の一つが週6診療→週5診療への方針転換でした。

合わせて人員確保に向けて
ドクター:歯科衛生士の診療枠の列の割合を2:2→1:3へと変更し、
ドクター列は院長が担当、私は診療の第一線から身を引き
新たな人員確保のために動くことに決めました。

売り上げが上がるとか、下がるとか、
そんなこと考えられないくらい追い詰められていました。

🌿決断のその先🌿

週5診療に変更したことで、
まずは私自身の心身への負担が劇的に変わりました。

今まで心から休める感覚がなかったけれど、
クリニックが静まっている、そんな中で
銀行関係など雑務を行えば後は自由に過ごせる。

こんな感覚は本当に久しぶりで、やっと心の平穏を取り戻せた気がしました。

また、診療日は必ず2ドクターが揃っていること、
ドクター列は1列に限定したことから院長は診療に専念し、
私は裏方業務にフルアクセルを踏むことができました。

診療日を減らすことで収入減は想定の範囲内ですが、
診療日が週5になったことで
診療は常にフルメンバーで挑むことができ、結果として
変更する前月との比較では収入減は−3%にとどまる事ができました。

何より、経営陣である私たち夫婦の精神的ストレスが劇的に改善したことで
この収入減は一時的なもので必ず回復できる、とすぐに直感しました。


👍これから開業を考えている先生へ👍

開業当初、2ドクターということで
週6で診療できると考えていた私たち夫婦ですが、

実際には疲弊を起こし、クリニックの離職者を出す結果を招いてしまいました。

開業時からお世話になっている業者の方から
「経営はマラソンですから」と言われてきたことが、
まさにその通りだと身をもって知り、

長く続けていくためには院長、副院長である私たちが
元気で輝き、喜んで診療できる体制を作ることが大切だと痛感しています。

これから開業を考えられている先生方へ
少し先に開業した私から言えることは
「無理のない、持続可能な診療スタイルを描くこと」です。

うまく、自分自身と向かい合いながら、先生自身に合ったスタイルを選択できることを願っています。

ご自身の診療スタイルに悩んでいる方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、私のように「変える勇気」が未来を変えるかもしれません。

葛藤してきた項目はまだまだありますので、
またブログ書きます。

では、また^^

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